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» 2018年10月11日 07時08分 公開

私的支払い「問題ない」 Mt.Gox事件、CEO被告人質問

Mt.GoxのBTC消失事件で、業務上横領などの罪に問われたマルク・カルプレスCEOの公判。Mt.Goxからの貸付金で私的な支払いをしたことを「問題ないと思った」として、着服を否定した。

[産経新聞]
産経新聞

 仮想通貨「ビットコイン」(BTC)取引所運営会社「マウントゴックス」(東京、民事再生手続き中)のBTC消失事件で、顧客から預かった資金を着服したなどとして、業務上横領などの罪に問われた最高経営責任者(CEO)、マルク・カルプレス被告(33)の公判が10日、東京地裁(中山大行裁判長)で開かれた。カルプレス被告は被告人質問で、マウント社からの貸付金で私的な支払いをしたことを「問題ないと思った」として、着服を否定した。

ALT 初公判を終え、記者会見するマルク・カルプレス被告=11日午後、東京都千代田

 カルプレス被告が法廷で発言するのは、昨年7月の初公判以来。弁護側は「顧客ではなく会社に帰属する資金を使っただけ」などと無罪を主張している。

 カルプレス被告は、貸付金で家具の購入や家賃の支払いをしたことを認め、「返済期限や利息は決めていない。いつか清算する認識だった」と述べた。

 検察側に、取引所のシステム内で架空のBTCを販売して日本円を入手するなどの操作は「許されるのか」と問われると、「逆に、どうして許されないのか。私はワンマン社長だから、許されるか許されないのかという質問自体がよくわからない」と緊張した声で答えた。

 起訴状によると、カルプレス被告は平成25年9〜12月、顧客からBTC売買のために預かっていた資金計約3億4100万円を着服したほか、BTC取引システムの自らの口座残高を水増しするなどしたとされる。

 マウント社は26年から破産手続きが進められていたが、BTCの価格が破産当時より大幅に上昇したため、地裁が今年6月、破産手続きを中止し、債権者がBTCで配当を受け取れる民事再生手続きの開始を決定した。

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