操作感はニコンの一眼レフを踏襲している。
電子ダイヤルは前後に2つ。露出補正はないが、設定で後ろダイヤルを露出補正に使えるし、ISO感度や露出補正は「ボタンを押しながらダイヤルを回す」方式をそのまま採用。
マウントの横にFn1とFn2の2つのボタンがあり、それぞれデフォルトではホワイトバランスとフォーカス周りに割り当てられてる。
Fn1ボタンを押しながら後ろダイヤルを回すとホワイトバランスの変更、前ダイヤルを回すとそのホワイトバランスの細かな設定に。Fn2ボタンを押しながら後ろダイヤルを回すとフォーカスモード、前ダイヤルを回すとフォーカスエリアの設定となる。
ボタンを押しながらダイヤルを回すって操作は慣れると素早く変更できるのですごくいい。Fn2キーを押しながらダイヤルを回すとちょっと右手の指を酷使してつりそうになるけれども。
上面には右肩に液晶モニター。左肩に撮影モードダイヤル。ニコンのハイエンド機は伝統的に撮影モードの変更は「MODEボタン+ダイヤル」だったので、そういう意味ではミドルクラスのカメラかも。
ボディが小さくなった分、独立したレバーやボタンが減ったので同社の一眼レフと同じってわけにはいかないが、ニコンユーザーならすぐ慣れるかと思う。
ファインダーはすごく大きくて見やすい。EVFでありがちなハイコントラストでギラギラした感じはなくて、非常にナチュラル。EVF食わず嫌い系の人は(あるいは昔のEVFのイメージを持っている人は)一度覗いてみるとよいかと思う。本格的スポーツを撮るなら物足りないが、たいていは快適に撮れるはず。個人的にこのレベルに達していればEVFの方が良いと感じる。
ただ、撮影後の画像確認をオンにすると撮影後にちょっとブラックアウトするので、オフで使った方が快適だ。
背面モニターはチルト式。
タッチパネルも搭載しているが、ファインダーを覗きながらAF枠を動かせる「タッチパッドAF」には未対応。ちょっと残念だ。ファインダーを覗いているときはスティックを使ってAFポイントを動かすのだ。
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