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インタビュー
» 2018年12月06日 14時35分 公開

体当たりッ!スマート家電事始め:生活支援サービスとの連携を考えたスマートホーム「MANOMA」 (2/3)

[山本敦,ITmedia]

 遠隔コントロール対応のカメラはスマートホームの定番アイテムだが、それは上手に、かつ慎重に導入しないと家族のプライバシーと信頼関係を傷つけてしまう。四六時中カメラに監視されている生活なんて誰にとっても気分のいいものではない。

 そこでMANOMAの室内コミュニケーションカメラはまず本体のサイズがとてもコンパクト。使いたくない時にはレンズカバーを閉じておけばいい。家を留守にする時の防犯用、またはペットの見守り用として安心して使えるように、コンパクトなサイズとシンプルな使用感を塾考したと大谷氏は振り返る。

MANOMAの室内コミュニケーションカメラ。手のひらサイズだ
記録媒体にmicroSDカードを採用

 いくら高精細な動画や静止画を記録できたところで、長大すぎる記録映像は振り返ってチェックするのも一苦労だ。MANOMAの室内コミュニケーションカメラには人感センサーが内蔵されていて、カメラの前で人やペットが動いた時の映像だけを記録できるように設定も可能だ。またスピーカーとマイクも内蔵しているので、遠隔地からスマホで自宅にいる家族とIP通話で連絡できる。これらの多彩な機能を使いやすくまとめたMANOMAのモバイルアプリも自社で開発されたものだが、取材時点では残念ながらその実力を体験できなかった。いずれ最適な頃合いを見て体当たりレポートをお届けしたいと思う。

モバイル回線でもスマートホーム

 MANOMAのAIホームゲートウェイにはSIMカードが挿せるようになっている。カタログスペックではLTE Cat.9/下り450Mbps、上り50Mbpsの通信速度が出せる。固定回線のインターネットに接続できるだけでなくモバイル通信回線でもスマートホームサービスを利用できるのだ。

LAN端子のほかSIMカードスロットも搭載する。nuroモバイルの「Home Wi-Fi」のSIMカード通信プランとの親和性も高めた

 なぜこの機能が必要だったのだろうか。木村氏は「ソニーネットワークコミュニケーションズが提供するNURO光の固定回線とNUROモバイルのサービス、どちらとの組み合わせでもMANOMAのスマートホームを快適に、かつリーズナブルな価格で利用できる環境を提供したかったから」と狙いを説明している。

 NUROモバイルのデータ通信端末向けSIMサービスの1つである「Home Wi-Fi」プランはオプションとして有償提供されるが、通常は月額基本料金が4880円となるところを、MANOMAと一緒に使えば月額2000円で使えるアドバンテージがある。通信速度は下り最大150Mbps、月間データ容量は無制限だ。他社のSIMを装着して使うこともできるが、大谷氏の説明によるとNUROモバイルのHome Wi-Fiプランであれば面倒なAPN設定を飛ばして、SIMを挿すだけですぐにMANOMAのサービスが使えるメリットがあるそうだ。

 説明の順番が前後してしまったが、MANOMAのサービスには10月23日から先行して始まっている「エントリープラン」のほか、「シンプルプラン」「ベーシックプラン」「アドバンスプラン」の4種類があり、それぞれの価格も決まっている。初期事務手数料はどのプランも共通で3500円。毎月の利用料金(税別)は最も安価はエントリープランが3682円、以降シンプルプランが4404円、ベーシックプランが4710円、アドバンスプランが5747円になる。

ドア開閉センサー。正しく動作させるためにはインストール時にコツがいるという。このため、初期設定サービス付きの「ベーシックプラン」「アドバンスプラン」でのみ利用できる

 ネーミングが少し分かりにくいのだが、エントリープランとシンプルプランは実はDIY的な要素を持っていて、MANOMAのプラットフォームに最低限必要なAIホームゲートウェイとSmart Tag(エントリー)、または室内コミュニケーションカメラ(シンプル)が1台ずつセットになっている。初期設定はユーザーが自分で行うことが前提なので「IT機器やスマートホームのリテラシーをある程度持っている方向けのスターターキット」的なプランであると山本氏は言う。

Qrio LockとQrio Smart TagもMANOMAのプラットフォーム上で利用できるデバイスだ

 残るベーシックとアドバンスのプランが無料の初期設置工事と機器の設定サービスをパッケージにしている。必要に応じてドア開閉センサーやスマートロックの組み合わせを選ぶ格好だ。Qrioのスマートロックとスマートタグは鍵を設置したいドアの数や、トラッカーを持たせたい家族の人数に合わせてオプションとして追加できるMANOMAは直販サイト、あるいはソニーネットワークコミュニケーションズが提携する販売代理店から申し込める。

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