Dropbox Japanは3月20日、法人向けオンラインストレージサービス「Dropbox Business」に保存されたファイルを日本国内のデータセンターに保管するローカルホスティングサービスを今夏から提供すると発表した。Amazon Web Services(AWS)の国内リージョンにデータ保管環境を設置して実現する。
Dropbox Businessを使う法人ユーザーから寄せられた「業務ファイルを国内のサーバー環境下に置きたい」という要望を受けたもの。Dropbox Japanの五十嵐光喜社長は、「(ストレージサービスの)インフラとなるネットワークにも投資することで、お客さまからもっとも多く寄せられた要望に応えられる」としている。
米Dropboxは2016年、EU地域の法人向けにAWSを使った同様のローカルホスティングサービスを提供している。
Dropbox Japanは17年、ファイルの同期速度向上を目的とした独自のネットワーク通信拠点(ポイント・オブ・プレゼンス:PoP)を日本国内に設置。今回のローカルホスティングサービスも、それに次ぐ投資になるという。
Dropboxでは、3月に個人向けの無料プランでアカウントにリンクできる端末台数を3台に制限。ネット上では有料プランへの加入や他サービスへの移行を検討するという声が相次いだが、これに対して五十嵐社長は「個人向けの新たな施策も用意している。適切なタイミングで発表したい」としている。
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