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休止中の「宅ふぁいる便」、パスワード確認・退会できる特設サイトオープン

» 2019年04月09日 10時43分 公開
[ITmedia]

 大容量ファイル送信サービス「宅ふぁいる便」で、ユーザーのパスワードなど481万件が流出する問題が起き、サービスを休止している問題で、運営元のオージス総研(大阪ガス子会社)は4月8日、既存ユーザーがパスワードを確認したり、サービスを退会できる特設サイトをオープンした。データ暗号化などを行ってセキュリティを確保した上で、毎日午前9時〜午後5時45分の時間限定で提供する。

画像 特設サイト

 特設サイトでは、(1)宅ふぁいる便に登録されているパスワードの確認、(2)退会の申し込み、(3)宅ふぁいる便ポイントの交換――が可能。宅ふぁいる便に登録したID・メールアドレスを入力すると届く認証コードを使ってログインする。

 宅ふぁいる便で保有していたデータから必要最小限の項目を抽出し、暗号化などセキュリティ処理を行った上で、従来の宅ふぁいる便システムとは完全に切り離した環境・サーバ上に別システムとして新たに開発・構築したという。

 宅ふぁいる便の情報漏えいでは、退会済みの顧客を含む481万5399件の氏名やメールアドレス、ログインパスワード、生年月日、性別などが漏えい。パスワードは暗号化されていなかった。サービスは、問題が発覚した1月23日から休止している。

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