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KDDI、“4割値下げ”新プランでドコモに対抗 「容量上限なし」のプランも

» 2019年05月13日 12時54分 公開
[ITmedia]

 KDDIは5月13日、新料金プラン「新auピタットプラン」「auフラットプラン 7プラス」を6月1日から提供すると発表した。前者はデータ利用量に合わせ、月額2980円(税別、以下同)から3段階の料金を適用する。後者はデータ容量が月間7GBまで使える上、SNSのデータ通信をカウントしないプラン。いずれも各種割引を併用すると、従来プランよりも最大4割安くなるという。月々のデータ容量に上限を設けない「auデータMAXプラン」も用意する。

 新auピタットプランは、データ利用量が1GB以下なら月額2980円、4GB以下なら4480円、7GB以下なら5980円というように価格が変動。加入した家族の人数に応じて月額料金を割り引く「家族割プラス」を適用すると、2人の家族なら1人あたり月額2480円から、3人以上なら1980円からになる。

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 auフラットプラン 7プラスは、データ容量が月間7GBまで使える上、+メッセージ、Facebook、Instagram、Twitterの通信量がカウントフリーになる(今秋以降に対応予定)。基本料金は5480円だが、家族割プラスに加え、固定通信サービスとセットで契約するとスマホ料金を割り引く「auスマートバリュー」を適用すると、2人家族なら月額3980円、3人以上なら月額3480円になる。

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 携帯電話料金の“4割値下げ”を巡っては、NTTドコモが、新プラン「ギガホ」「ギガライト」を6月から提供する予定だ。後者のギガライトはデータ利用量に応じて料金が変わる仕組みで、加入した家族の人数に応じて料金を割り引く。KDDIの新プランは、このドコモのプランに対抗する形だ。

月間データ容量に上限なし「auデータMAXプラン」も

 KDDIは、月間データ容量に上限がない料金プラン「auデータMAXプラン」を、今夏から提供するとも発表した。基本料金は月額8980円で、各種割引を併用すると月額5980円から使える。同様のプランは日本初という。

 家族割プラスとauスマートバリューを適用すると、2人の家族なら月額7480円、3人以上なら月額6980円になる。料金プラン申し込みの翌月から6カ月間、月額料金を1000円を割り引くキャンペーンも実施し、最安で月額5980円になる計算だ。

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 大容量プランでは、ソフトバンクが昨秋から「ウルトラギガモンスター+」を提供。データ容量は月間50GBまで使える上、動画サービスやSNSのデータ通信量はカウントせず“使い放題”にしている(月額3480円から)。

 ソフトバンクのプランは、KDDIの新プランと比べると料金は安めだが、データ容量に上限がある(ただし9月末までは、上限をなくすキャンペーンを実施している)。KDDIの新プランは、動画サービスやSNSを含め、全てのデータ通信量の上限を取り払うことで差別化を図る。

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