Googleは7月30日(現地時間)、Webブラウザ安定版のアップデートとなる「Chrome 76」(バージョン76.0.3809.87)をWindows、Mac、Linux向けに公開した。数日から数週間かけて配信される。
一般ユーザーに関係する主な更新を紹介する。
Chromeブラウザは段階的にFlashの無効化を進めており、バージョン76ではすべてのFlashコンテンツをデフォルトでブロックするようになった。
設定で有効にすることはできる。URLバーの左端の錠前をクリックし、「サイトの設定」でFlashを許可すれば表示される。
GoogleはFlashのサポートを2020年リリースのChromeバージョン87で完全に終了する計画だ。Flashの提供元である米Adobe Systemsも2020年末にFlash Playerの更新と配布を中止する計画だ。
【訂正:2019年8月5日午後4時20分 初出時、上段落で「GoogleはChromeのサポートを」としていましたが、正しくは「GoogleはFlashのサポートを」でした。おわびして訂正いたします。】
シークレットウィンドウを使ってWebページを開いていることは、FileSystem APIでWebオーナー側が検知できていたが、APIの変更により、検知できなくなった。例えばサブスクリプションなしで読める記事の数に制限を設けているWebサイトの一部は、このAPIでカウントしていたが、それができなくなる。
PWA(Progressive Web Apps)は、アプリのように“インストール”できるWebアプリ。PWAとしての条件を満たしたページを開くと、URLバーの右端に(+)が表示され、これをクリックするとPWAとしてのショートカットが作成される。
セキュリティ関連は危険度「高」5件を含む43件の脆弱性を修正した。
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