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ミクシィ、羽田空港で「ボトル入りタピオカドリンク」発売 機内に持ち込みOK モンストなど活性化する狙い

» 2019年08月15日 13時54分 公開
[ITmedia]

 ミクシィは8月13日から、羽田空港第1旅客ターミナル内で運営中の小型店舗「XFLAG STORE + HANEDA」(以下「羽田店」)で、ペットボトルに入ったタピオカドリンクを販売している。ふた付きなのでかばんに入れて持ち運びができ、国内線の機内にも持ち込めるのが特徴だ。

 売っているのは、「タピオカミルクティー」「タピオカほうじ茶ミルク」「タピオカ抹茶ミルク」の3商品。価格はいずれも650円(税別)。タピオカミルクティーは「XFLAG STORE SHINSAIBASHI」(大阪市)でも販売予定だが、残る2種は羽田店限定だ。

photo ミクシィが販売しているタピオカドリンク

 XFLAG STOREではこれまで、ミクシィのゲームアプリ「モンスターストライク」(モンスト)のグッズなどを販売。タピオカドリンクはカップ入りのものを1月から売っていたが、「羽田店では、地上のお店にないものを届けたい」(同社広報)との考えから、機内に持ち込めるタイプの販売を決めたという。

 モンストは男性ユーザーが中心であるため、XFLAG STOREも男性客が多いという。そのためミクシィは、若い女性に人気のタピオカドリンクを提供し、女性客を増やす狙い。店舗運営を通じて、モンストをはじめとする同社サービスを活性化する考えもあるとしている。

 ボトル入りタピオカドリンクは顧客からの人気を集めており、羽田店の公式Twittterは15日に「ボトルタピオカにつきまして、大変好評につき本日より数量制限を設けて販売させていただきます」とツイートしている。

事業の幅を拡大中

 モンストのユーザー減に苦しむミクシィは、収益源の多様化に向けて非IT領域の事業にも注力。1月に東京都世田谷区に女性専用トレーニングジム「ココサイズ」をオープンした他、4月にはプロバスケットボール・Bリーグの「千葉ジェッツ」の運営会社を子会社化するなど、事業の幅を広げている。

【訂正:2019年8月16日午後9時20分 当初は、ミクシィがタピオカドリンクを提供する理由について、「女性客に対するモンストの認知度を高めるため」としていました。これに対し、同社から「店舗の運営を通じて、モンストだけでなく、XFLAGが提供するサービスを活性化することが実際の目的」との指摘があったため、タイトルと本文中の表現を変更しました。】

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