日産自動車は8月22日、確実にカップインするというゴルフボール「ProPILOT GOLF BALL」を発表した。外部のカメラで取得した映像とボールの位置情報を基に、カップまでの最適なルートを計算。内部に搭載したセンサーによって、カップまで正確に自走する仕組み。
自動でカップインする技術は、日産が新型「スカイライン」(7月16日発売)に搭載している運転支援技術「プロパイロット2.0」を応用したもの。このボールを通じて、同技術の認知度を高める狙いがある。
プロパイロット2.0は、車載カメラ、GPS、レーダー、ソナー、3D高精度地図データなどを活用し、クルマの位置を特定した上で、ドライバーの走行をアシストする技術。一部高速道路の本線で利用でき、ハンズオフ(手放し)での運転も可能。周囲の状況を把握し、車線変更の適切なタイミングをドライバーに提案する機能も備える。
日産自動車は、プロパイロット2.0の、最新技術によって位置情報や周囲の状況を把握し、目的地まで自走する――という点に着想を得たため、ゴルフボールの開発に至ったとしている。
同社は、4歳児がProPILOT GOLF BALLをパターで打つと、長い距離を転がってカップにたどり着くPR映像も公開しており、ネット上では「すごい技術」「このボール欲しい」といった感想が出ている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR