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「特務機関NERV防災アプリ」、1日で10万ダウンロード突破 開発元は「大きな責任感じる」

» 2019年09月03日 11時06分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のゲヒルンは9月2日、1日にリリースした無料のiOSアプリ「特務機関NERV防災アプリ」のダウンロード数が10万件を突破したと発表した。地震・津波など特別警報の速報や防災気象情報を、ユーザーの位置情報に基づいて配信するアプリで、Android版も後日公開を予定している。

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 同社は「10万ダウンロードという数字だけではなく、およそ10万人の一人一人が、このアプリに期待をし、思いを託してダウンロードボタンを押してもらったことに、大きな責任を感じている」とコメント。アプリには不足している機能もあるとし、改善に取り組むとしている。

 同社の代表・石森大貴さんは2011年の東日本大震災以降、Twitter上で防災情報をいち早く伝えるアカウント「特務機関NERV」(@UN_NERV)を運用し、約76万人のフォロワーを獲得している(9月3日現在)。

 今回リリースしたアプリは、同社が気象庁から、大雨や洪水の危険性が高まっている際にプッシュ通知で危険度を知らせるサービスの協力事業者に選ばれたことを受け、Twitterアカウントの運用経験を生かして開発した。気象庁本庁舎と大阪管区気象台内と接続した専用線から防災情報をダイレクトに受け取り、同社の独自技術を使って「国内最速レベルの情報配信を実現した」という。

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