ソニーが年内に発売する予定の次期ゲーム機「PlayStation 5」(PS5)の製造コストは約450ドル──。米Bloombergが2月14日(現地時間)、この件に詳しい情報筋の話としてそう報じた。
5Gに向けてDRAMとNANDフラッシュメモリのスマートフォンメーカーからの需要が急増しており、これらの部品の安定供給が困難という。
現行モデルの「PlayStation 4」(PS4)の製造コストは米調査会社IHS iSuppliによると381ドルで、PS5でPS4と同程度の粗利益を得るには販売価格を最低でも470ドル(約5万1600円)に設定する必要がある。
米Microsoftも年内にPS5と競合する次期ゲーム機「Xbox Series X」を発売する計画だ。Microsoftは新端末の価格を「E3 2020」が開催される予定の6月に発表するとみられており、ソニーはその価格をPS5の販売価格のキーファクターにするという。
ソニーもMicrosoftも、コンテンツ販売やサブスクリプション料金で収益が確保できるため、ハードウェアの価格設定の柔軟性は高いとBloombergは指摘する。
Bloombergはまた、ソニーが「PlayStation VR」(PS VR)の新モデルを開発中だと報じた。PS5発売後に発売されるという。
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