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Twitter、新型コロナ関連で削除対象とする偽情報ツイート範囲を拡大

» 2020年03月19日 13時18分 公開
[ITmedia]

 米Twitterは3月18日(現地時間)、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に関する偽情報拡散対策の一環として、削除対象となるツイートの範囲を拡大したと発表した。

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 削除はユーザーからの報告を待つのではなく、公衆衛生当局や政府などの信頼できるパートナーと連携して実施する。また、機械学習システムも使っていると説明した。

 対象となるツイートは以下のようなものだ。

  • 保健当局が推奨するアドバイスの否定:「人との距離を置くことには効果がない」など
  • 有害ではなくても効果がない治療法の紹介:「アロマオイルで予防できる」など
  • 有害な治療法。例えジョークでも:「漂白剤を飲むと治る」など
  • 潜伏期に関するデマ:「子どもには感染しない」など
  • 保健当局からのガイダンスの否定:「手を洗うのは石けんメーカーの広告だ」など
  • 保健当局になりまして検疫が完了したなどの主張をすること
  • 診断基準に関する誤情報:「呼吸を10秒間停止できれば感染していない」など
  • 新型コロナと別の病気の区別する方法についての誤情報:「湿ったせきなら新型コロナではない」など
  • 特定のグループは感染しないという主張:「コーランを読めば感染しない」など
  • 特定のグループは感染しやすいという主張:「中国人はウイルス保有の可能性が高い」など

 Twitterは17日、Facebook、Googleとその傘下のYouTube、Microsoftとその傘下のLinkedIn、Redditとともに、詐欺や誤報と戦うという共同声明を発表した。同社は新型コロナウイルスに関する正しい情報を集めたWebページも開設した。

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