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SlackのCEO、「Teamsとの横断通話でMicrosoftと協力中」発言

» 2020年03月28日 08時00分 公開
[ITmedia]

 米Slack Technologiesのスチュワート・バターフィールドCEOは3月26日(現地時間)、企業向けコラボレーションツール「Slack」の音声通話機能で、競合する「Microsoft Teams」のユーザーと通話できるよう米Microsoftと協力していると語ったと米CNBCが報じた。

 カナダの投資銀行RBC Capital Marketsとの電話インタビューでの発言。「われわれは通話機能のTeamsとの統合に取り組んでいる」と語った。

 rbc

 Slackの音声通話機能「Slackコール」を使うには、お互いが同じ「ワークスペース」内にいる必要がある。バターフィールド氏はどのような方法でTeamsユーザーとの通話を可能にするのかや実施時期など、具体的な説明はしなかった。CNBCはSlackとMicrosoftにコメントを求めたが、回答を得られなかった。

 Slackでは「Office 365」との連携は既に可能になっており、ワークスペースでOffice文書を表示したり、Outlookメールを転送して読んだりすることはできる。

 バターフィールド氏は同日、新型コロナウイルス感染症拡大のSlackへの影響について連投ツイートした。

 新型コロナウイルス対策でテレワークを強いられるユーザーが急増する中、プラットフォーム横断での通話機能の実現はそれぞれのユーザーにとって朗報だ。

 Microsoftによると、TeamsのDAU(1日当たりのアクティブユーザー数)は新型コロナウイルスの影響で急増し、4400万人になったという。Slackは昨年10月にDAUが1200万人と発表している。

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