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マイクロソフトのGW-BASICがオープンソースに 1983年のMS-DOS用BASICをアセンブリ言語で

» 2020年05月22日 16時12分 公開
[松尾公也ITmedia]

 米Microsoftは5月21日(米国時間)、同社が1983年にリリースしたBASICインタープリタ「GW-BASIC」をオープンソースとしてGitHubで公開したとWindows Command Line公式ブログで明らかにした

 同社は2019年にMS-DOSバージョン1.25と2.0をGitHubでオープンソース公開しており、それ以来、同社の最初の主力製品であったMicrosoft BASICの公開を求める要望が強かったという。

photo GitHubで公開されたGW-BASIC

 GW-BASICはIBM PC/XT用に移植された、Microsoft BASICの派生系の一つ。Greg Whittenの頭文字を取った(BASIC開発リーダーだった)、Gee Whiz(スゲー、ウヒョー)を略した、Gates William(ビル・ゲイツの名前と姓を入れ替え)から取ったなど諸説ある。ソースコードは当時のIntelプロセッサ、8088向けにアセンブラで書かれている。

 「ちょっと待って、Cのソースコードははどこ?」とのFAQに、「Cのソースコードなど存在しない。70〜80年代の多くのソフトウェアやMS-DOSのソースコードがそうであったように、GW-BASICも100%アセンブリ言語で書かれたものだ」と回答している。

photo Windows Command Line公式ブログ

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