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“株式市場”のように商品を売買するECサイト「StockX」日本上陸 スニーカーやアパレルに特化

» 2020年06月01日 17時24分 公開
[山口恵祐ITmedia]

 スニーカーやアパレルなどを売買できるサービス「StockX」(ストックエックス)を運営する米StockXは6月1日、日本で同サービスの正式提供を始めたと発表した。3月に先行してWebサイトの日本語対応や円表記を行っていたが、日本国内にカスタマーサポートを設置するなど対応を強化する。

photo StockXの商品ページ

 StockXは株式市場に着想を得たという売買プラットフォーム。リアルタイムに収集した商品の市場価格、売買の件数、過去の販売データなどから現在の適正金額を算出し、商品ページに表示するのが特徴。

 株式売買での「成行注文」や「指値注文」のように、購入者は現在の出品価格で購入するか、希望額を提示して出品を待つかを選べる。販売者は任意の価格で出品するか、購入者が提示している金額に合わせて売買を成立させるかを選べる。詳しい使い方はWebサイトで確認できる(関連リンク参照)。

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 全取引はStockXが仲介し、販売者と購入者は互いにやりとりしない。出品された商品は全てStockXが鑑定し、正規品であることを確認しているという。

 同社のスコット・カトラーCEOは「日本向けのサービス強化はグローバルで顧客体験向上を目指す当社の取り組みの証。(日本のスニーカーやアパレルの)愛好家が商品へ公平にアクセスできる機会が提供されるべきと考えている」とコメントしている。

 StockX社は2016年2月創業。20年5月時点での従業員数は全世界で約800人。うち170人は鑑定士。StockXは197の国と地域で提供し、これまでの取り扱い商品数は計9万8000点以上。ユーザー層の73%が34歳以下で、18歳から24歳が多数を占めるという。

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