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空間に浮遊して見える「エアータッチパネル」 博報堂が発売

» 2020年07月09日 13時25分 公開
[谷井将人ITmedia]

 博報堂グループの博報堂プロダクツは7月8日、映像が空間に浮かび上がって見える特殊プレートを活用した非接触のタッチパネル式サイネージ「触れずに触れられる、エアータッチパネル」の提供を始めたと発表した。新型コロナウイルスの感染拡大対策として非接触タッチパネルのニーズが高まっているとして開発したという。

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 サイネージの本体には、3D映像が空中に浮かび上がって見える特殊プレート「パリティーミラー300」と、浮かび上がった映像に触れた手の動きを感知するモーションセンサー、モニター、小型PCを搭載。サイネージのデザインや設計は用途に合わせて変更できる。

 図書館や書店の蔵書検索機、病院の受付端末、飲食店の発券機などでの活用を見込んでいる。

 特殊プレートのパリティーミラー300は、パリティ・イノベーションズ(京都府)が開発したもの。10インチを超える3D映像が空間に浮かぶように見せられる特殊プレートの開発は日本初という。

photo パリティーミラー300の構造

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