米Twitterは8月12日(現地時間)、大幅に刷新したサードパーティ向け「Twitter API v2」を正式リリースしたと発表した。2012年の悪評だったv.1.1アップデート以来の大規模な更新で、基盤から一新したとしている。
同日の公開は「アーリーアクセス」というフェーズで、最終的には現行のTwitter API v1.1から完全に移行する(移行期限はまだ不明)。
従来のスタンダード(無料)、プレミアム(有料のセルフサービス型)、エンタープライズ(有料のカスタムAPI)という3つの別のAPIを提供するのではなく、1つのAPIに「Basic」「Elevated」「Custom」という3つのアクセスレベルを設定するようになった。これにより、アプリの成長に応じてAPIを切り替える必要はなくなった。
また、開発用途や目的別に「プロダクトトラック」を導入した。3つのトラック「スタンダード」「学術研究」「ビジネス」が用意された。Twitterによると、ほとんどの開発者はスタンダードを使うことになる。学術研究トラックでは研究に役立つリソースやツールを提供し、ビジネストラックはTwitterの公式パートナーやエンタープライズデータカスタマーが対象。
アーリーアクセス段階で利用できるようになったのはスタンダードのBasicレベルのみで、有料になるとみられるその他のトラックとレベルの価格設定はまだ不明だ。
スタンダードのBasicのレート制限は以下のとおりだ。
この他、これまで公式アプリでしか使えなかった会話スレッド、投票、スパムフィルターなどの機能を利用できるようになる。
Twiter API v2は、当初7月16日にリリースの予定だったが、15日に発生したセキュリティ上の問題に対処するため、延期されていた。
今後のロードマップについてはTrelloのロードマップで確認できる。
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