総務省の高市早苗大臣は9月15日の記者会見で、国勢調査員が持っている手提げ袋がフリマアプリ「メルカリ」で出品されていたことが分かったと明らかにした。同省はメルカリに出品の取り下げを要請した。
国勢調査員の手提げ袋は、回収した調査書を入れて事務局に提出するための正式な調査用品。高市大臣は会見で「調査用品は調査の事務遂行のために供与しているもの、フリマサイトの売買に使われたことは極めて残念」と強調した。
フリマサイトに出品された調査用品は、国勢調査を装った詐欺や不審な訪問調査などに使われる可能性もあるとして、同省は地方自治体と連携しながら、調査関係者に注意を促すとしている。
国勢調査を装った詐欺などについても「国勢調査では金銭を要求したりクレジットカードの番号や銀行口座の暗証番号を聞くことは絶対ない」として注意を呼び掛けた。
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