Webサイトのアーカイブ図書館を目指す米非営利団体Internet Archiveは11月19日(現地時間)、12月末で提供が終了するAdobe Flashコンテンツのアーカイブを始め、エミュレータを使って再生できるようにした。2021年以降も同サイト上でFlashコンテンツを閲覧できるようになる。
現在まで公開したコンテンツは1000以上。プログラミング言語Rustで作られたFlashのエミュレータ「Ruffle」を使うことで、Flashプラグインをインストールしなくても、WebAssembyが動作するWebブラウザさえあれば動作するとしている。ChromeやFirefox、Safariといった主要なブラウザで動作する。
またFlashのswf形式ファイルを持っているクリエイターに対し、コンテンツを提供するよう呼び掛けた。Ruffleは開発途中のため、コンテンツのアップロードはテスト環境で試してから行うよう促している。
Internet Archiveは過去10年間、古いソフトウェアをWebブラウザで動作させるプロジェクト「The Emularity」を実施。その活動の一環として、今回のFlashコンテンツのアーカイブを行ったという。
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