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Facebook、「下位に表示されるコンテンツタイプ」サイト開設

» 2021年09月24日 18時36分 公開
[ITmedia]

 米Facebookは9月23日(現地時間)、コンテンツ配信ガイドライン「下位に表示されるコンテンツタイプ」サイトを開設したと発表した。削除はされないまでも、ニュースフィードでの表示が制限される(あまり表示されなくなる)コンテンツの種類を列挙して説明するサイトだ。

 kai 日本語版もある

 これまでも、どのようなコンテンツが制限されるか折に触れて紹介しているが、このサイトにより「問題があるか低品質であるためにニュースフィードでの表示が少なくなるコンテンツが明確になった」としている。

 項目は以下の通り。サイトでは、各項目に具体例で説明するリンクが貼られている。

  • 迷惑広告
  • クリックベイトのリンク
  • 報告されたり非表示にされたりする可能性が高いコメント
  • 組織的なコメント
  • エンゲージメントベイト
  • クローキングが疑われるドメインへのリンク
  • 不必要なユーザーデータを要求するウェブサイトへのリンク
  • 低品質な閲覧体験
  • 低品質なコメント
  • 低品質なイベント
  • 低品質な動画
  • スパムだと予測されるページ
  • 扇動的な健康関連コンテンツや健康に関する営利目的の投稿
  • オリジナルコンテンツが少ないドメイン
  • ファクトチェックされた偽情報
  • 不正なシェア
  • 「クリックギャップ」が大きいドメインやページへのリンク
  • 出所が明確でないニュース記事
  • 広く信頼されていないニュースパブリッシャーからの投稿
  • 配信数を人為的に水増ししているページからの投稿
  • グループにハイパーシェアしている利用者からの投稿
  • オリジナルではないニュース記事
  • コミュニティ規定のボーダーライン上のコンテンツ
  • コミュニティ規定に違反している可能性が高いコンテンツ
  • Facebookのポリシーに繰り返し違反している人が投稿したコンテンツ
  • 性的、衝撃的なコンテンツを含むランディングページへのリンク
  • 複数のアカウントを持っている可能性が高い利用者からの投稿
  • バイラリティが疑わしいことを示す投稿
  • 自殺に関する不確かな報告

 「ニュースフィードの問題のあるコンテンツを減らすためのわれわれの取り組みは、ユーザーのフィードバックに対応し、パブリッシャーに高品質なコンテンツへの投資を促し、より安全なコミュニティを構築するという価値観に根ざしている」(サイトより)

 この公式ブログは、米Wall Street Journalが一連の記事で、Facebookが問題を放置する体質だと批判した後に公開された。Facebookは問題を放置しているのではなく、「問題の深刻さを理解し、取り組もうとしている」と主張した。

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