パナソニックは10月8日、立方体に近い“ボックススタイル”のフルサイズミラーレス一眼カメラ「DC-BS1H」を発表した。プロの映像制作現場のニーズに応えた「LUMIX BOX」の第2弾として12月16日に発売する。
モニターやファインダーを搭載せず、代わりに業務用ビデオ機器と接続するBNC端子や、カメラ制御と給電が1本で行える有線LAN端子(PoE+準拠)などを備えた一眼カメラ。手持ち撮影に特化した一眼カメラの形状を止め、Lマウントのレンズに対応しながら接続機器や接続端子の自由度を増した。
例えばマルチカメラでの撮影時にはLAN経由で1台のPCから最大12台のLUMIX BOXを制御できる。小型ボディのためドローンへの搭載や特殊なアングルからの撮影にも対応できる。
動画撮影機能はハイエンドの「LUMIX S1H」から継承。フルサイズセンサーを生かし、6K/24p 10bit(アスペクト比は3:2)、5.9K/30p 10bit(16:9)など高い解像度の動画を記録時間の制限なく撮影できる。HDR(ハイダイナミックレンジ)撮影ではパナソニック製シネマカメラ「VARICAM」と同水準の階調性と色域を持つという。
パナソニックは「映像制作の現場では幅広い撮影スタイルが求められる。LUMIX BOXは小型で機動力のあるボックススタイルのボディに映像制作に特化した機能を凝縮、撮影の表現を広げる」としている。
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