4月の記事で紹介した草むらや花畑を文字入力だけで表現できるフォント「ヒグミン」がついに完成し、リリースされた。このとても変わったフォントが生まれた経緯を関係者に取材し、まとめた。
「Adobe CC」(Creative Cloud)ユーザーにとって重要なフォント環境となった「Adobe Fonts」は、10月26日から開催中の「Adobe MAX 2021」で発表されたものを合わせて2万以上、日本語フォントは500以上をそろえる。デザイナーにも好評な秀英明朝の「にじみ」バージョンであるDNP秀英にじみ初号明朝Std、DNP秀英にじみ明朝Std Lが加わり、アニメ『鬼滅の刃』でも採用されている昭和書体の毛筆フォントの黒龍爽、心龍爽も追加された。Adobe Fontsはますますユーザーに使われることとなるだろう。
そして、ふしぎかわいい日本語フォントとして定評のある貂明朝に続く、日本語フォントがリリースされた。画家のヒグチユウコ氏とアドビのプリンシパルタイプデザイナー西塚涼子氏によるフォント「ヒグミン」である。今回、ヒグチユウコ氏にはコメントをいただき、西塚氏にはヒグミン開発における経緯やエピソードを語っていただいた。
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