この記事は新野淳一氏のブログ「Publickey」に掲載された「[速報]AWS、JupyterLab IDEベースの新サービス「SageMaker Studio Lab」無料提供を発表、ブラウザで機械学習を学び試せる。AWS re:Invent 2021」(2021年12月2日掲載)を、ITmedia NEWS編集部で一部編集し、転載したものです。
米Amazon Web Services(AWS)は、機械学習の実行環境を提供する新サービス「SageMaker Studio Lab」を無料で提供すると、開催中のイベント「AWS re:Invent 2021」で発表しました。
SageMaker Studio Labは、機械学習の実行環境として広く使われているオープンソースの「JupyterLab IDE」をベースにした新サービスです。PythonやR言語などに対応しており、ターミナル機能やGitとの連携機能などを備えています。
AWSには、すでに「SageMaker Studio」がサービスとして存在していますが、今回発表された「SageMaker Studio Lab」は機械学習の教育を目的とし、機能の一部をサブセットとして取り出したものといえます。
インストールやセットアップなどは不要で、Webブラウザからすぐに利用可能な環境が立ち上がります。
利用者はSageMaker Studio Labの画面から、PyTorchやmxnet、TensorFlowなど主要な機械学習ライブラリなどを用いてさまざまな機械学習処理を試し、学ぶことができます。フレームワークやライブラリのインポートなども可能。
利用者にはセッションあたり12時間分のCPUもしくは4時間分のGPUにあたる計算リソースと16GBメモリ、プロジェクトあたり15GB分のストレージが使えるようになっています。
利用料金は無料でクレジットカードなどの登録も不要、AWSアカウントも不要です。メールアドレスを登録すれば利用できます。
AWSはSageMaker Studio Labを無料で提供することにより、機械学習を学び、活用できるエンジニアが増えることを目指すとしています。
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