今なおバリバリの現役として最前線に立っている(何の最前線かは知らないけど)アナログカメラといえば、インスタントカメラの「チェキ!」である。たぶん。
今はチェキといっても、丸っこくてアナログな昔ながらインスタントカメラもあれば、デジタルで撮影してそれをプリントするデジタルなチェキもあってなかなかのバリエーションなのだが、最新のデジタルでBluetooth搭載の「instax mini Evo」が面白いのだ。
これの面白さは3つ。
1つめはデザインや操作上のギミック。本格的なおもちゃっぽさがたまらない。
2つめはデジタルらしくフィルターやらレンズ効果やらがふんだんに用意されていること。それもダイヤルを回してセットするという操作感が楽しい。
3つめはBluetoothを使ってスマートフォンの写真を転送してプリントできること。チェキプリンターとして使えるのだ。
レトロなコンパクトカメラ風デザインの「instax mini EVO」。似たようなデザインの「instax mini 90 ネオクラシック」があったけど、あっちはアナログの(つまりフィルムに直接露光させるタイプ)チェキ。こっちはデジタルのチェキだ。
デジタルカメラなのでいったんデジタルで撮影をし(内蔵メモリもあるし、microSDカードも使える)、プリントしたいものだけ無駄なく出せるのでコストがかかるフィルムも節約できる(逆に、何枚でも焼き増しできるので時には逆になりそうだけど)。
カメラは1/5型とちいさなセンサーなるも約500万画素。そもそもインスタントフィルムの解像度は大して高くないので問題はない。レンズは28mm相当のF2.0。写りはちょっと前の廉価なスマートフォンのカメラくらいと思っていい。
面白いのが撮影スタイル。
まず、シャッターボタンが2カ所にある。
1つは縦位置用。従来のチェキに近い場所だ。シャッターボタンの下には自撮り用のミラーがある。
自撮りするときは逆さに持つと指でミラーが隠れなくていい。
もう一つは横位置用。今回、カメラのデザインをクラシックカメラ風にしたので横位置用のシャッターもあるのだ。
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