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「Adobe CS6」延命、ログインサポート終了を再延期 「日程については追って連絡」

» 2023年02月01日 15時40分 公開
[山川晶之ITmedia]

 米Adobeは1月31日、10年以上前のソフトウェアのログインサポート終了について、サポート期間の延長を決めたと発表した。終了となっていたのは、2012年発売の「Creative Suite 6」(CS6)と初期バージョンの「Creative Cloud」(CC)。

「Adobe CS6」(Design Standard版)

 サポートが終了すると、CS6/初期CCをサブスクリプションで使用しているユーザーはログインができず、各ソフトウェアが利用できなくなる。また、シリアル番号ライセンスで導入しているユーザーは今後も利用できるものの、ライセンス認証が通らなくなるため、再インストールできないという。

 もともと、両ソフトウェアのログインサポートは2022年10月1日に終了する予定だったものの、スケジュールを再検討し、23年1月31日まで延期としていた。今回の措置により再度延期された形だ。なお、Adobeによると「日程については追ってフォーラムおよびメールにてご連絡します」としている。

サポート終了の日程は後日連絡するとのこと

 CS6は「Creative Suite」最後のパッケージで、現在もソフトウェアの買い切りを好むユーザーなどから支持されている。しかし、発売から10年以上経っており、セキュリティの観点含め、同社は最新版CCへのアップデートを呼びかけている。

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