News:ニュース速報 2000年11月8日 01:35 更新

日本IBM,環境に配慮した省スペースデスクトップ発表

 日本アイ・ビー・エム(IBM)は8日,液晶ディスプレイ一体型の企業向けクライアントPC「IBM PC 710」2モデルを発表した。再生可能な新しいプラスチック素材を使用し,設置面積や電力消費量を従来製品よりも削減した。さらに,動作音も抑えるなど,環境に配慮した製品設計が特徴だ。

 使用されたプラスチックは,100%ハロゲン系難燃剤を使用した新素材。また,拡張スロット部のPCカード化,冷却ファンの形状や配置への工夫などに加え,モニター回路部やCD-ROMドライブのコントローラにきめ細かな省電力機能を盛り込むなど,ハードウェア部分で大幅な消費電力の低減を実現したという。これにより,現行モデルに比べてサスペンド時の消費電力を約31〜35%削減,電源オフ時の消費電力も1.2ワットと,従来の約30%に抑えた。さらに,製品マニュアルなどもすべて再生紙を使用している。

 上位モデルはPentium III/800MHzに,20GバイトHDD,Windows 2000 Professionalという組み合わせ。下位モデルは,Celeron/700MHzを採用し,10GバイトのHDD,Windows 98 SEを搭載した。両モデルとも,標準で64Mバイトメモリ,24倍速CD-ROMドライブ,15型液晶ディスプレイなどを採用。同社のLCCM(LANClient Control Manager)も初期導入済みだ。価格は,上位モデルが32万9000円,下位モデルが27万9000円。11月14日に出荷が開始される。

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