News:ニュース速報 2000年11月9日 03:03 更新

松下電器,BSデジタル放送受信機に障害,5万6000台を無償修理へ

 松下電器産業は11月9日,同社が9月1日に発売したBSデジタル放送受信機3製品の一部に,ファームウェアをアップデートするための衛星ダウンロード機能に不具合が生じていることを公表した。

 衛星ダウンロード機能は,BSデジタル放送で新しいサービスが開始されたときや,メーカーが機器の機能アップを図る際に,放送電波を使用して受信機のソフトウェアを更新するもの。12月4日からサービスが開始される予定になっている。

 

 しかし松下によると,同社製品では衛星ダウンロードサービスの信号を正しくキャッチ出来ないケースがあると判明したという。ダウンロード信号が受信できなかった場合,「メールがあります」のメッセージ(ここまでは正常動作)が,メール開封後もBSデジタル放送チャンネルに切り換えるたび,約5秒間,表示されてしまう。該当機種は,チューナー内蔵TVの「TH-36D10」「TH-32D10」,および単体チューナーの「TU-BHD100」。11月1日までに出荷された約5万6000台が対象になる。

 松下では,ユーザーに対してメモリカードを用いたソフトウェアの更新作業を行う予定。12月1日のBSデジタル本放送開始までに作業を完了させる方針だ。

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▼ 松下電器産業 TEL(0120)072-612

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