News：ニュース速報 2000年11月27日　05:44 更新

EZ Webで大規模な通信障害，iモードの二の舞？

　KDDIグループの携帯電話インターネット接続サービス「EZ Web」とパケット通信サービス「Packet One」で11月25日午後3時半ころから26日未明にかけて大規模な通信障害が発生。一度は復旧したものの，26日午前11時半ころに再び繋がりにくくなり，トラブルは深夜まで続いた。関東・中部地方を除く34都道府県214万人に影響が出た。

　原因は，摩市にある東京多第3ネットワークセンターのサーバ内で輻輳が発生したため。輻輳とは，アクセスの集中が直接的な原因となり，サーバ内の処理が追いつかなくなる現象のこと。今年3月から4月にかけてNTTドコモのiモードで同様のトラブルが頻発したのは記憶に新しいが，その後，NTTドコモは加入者の抑制やネットワークセンターの増設などの処置を行っている。

　1999年4月にサービスを開始したEZ Webは，全国で350万人の会員を抱えている。利用者数がネットワークセンターの許容範囲を超えていた場合，今後，iモードのようにトラブルが頻発する可能性も否定できない。

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