News:ニュース速報 | 2000年12月6日 04:18 更新 |
マイクロソフトは12月6日,PocketPCやHandheld PCに対しプッシュ型のデータ配信を可能にするミドルウェアを開発したと発表した。携帯電話が待ち受け時にメールを自動的に受信するように,PDAでも未接続,電源オフ状態からのメール自動受信が可能になるという。
ミドルウェアは,PDA関連ソフト開発などを手がけるベンチャー企業のアイコンと共同で開発した。サーバとPDAに専用ミドルウェアを搭載して利用する。専用ミドルウェアはサーバから着信シグナルを受け取ると,PDAの電源をオンにしてアプリケーションを起動,メールサーバやWebサーバを巡回してデータを自動的に受信する仕組み。マイクロソフトでは,外出先の営業マンに緊急に情報を送る場合などの用途に利用できるとしている。
まずHandheld PC「Sigmarion」と,近く発売予定のPocket PC「GFORT」でミドルウェアの利用を可能にする予定。マイクロソフトでは,Handheld PCとPocketPCのビジネス利用を促進するためのパートナープログラム「Mobile Solution Partner Program」のメンバーに対し,2001年1月に評価版ミドルウェアを配布。正式版は2月にリリースする予定としている。
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