News:ニュース速報 | 2000年12月20日 05:22 更新 |
トレンドマイクロは12月20日,今年1月から11月までのウイルス感染件数を種類別にまとめ,「ワーストランキング」として発表した。
それによると,ワースト1位は「PE_MTX.A(TROJ_MTX.A)」。通称“マトリックスウイルス”と呼ばれるファイル感染型/トロイの木馬型のワームで,9月の発生から感染報告が相次いだ。2位の「VBS_LOVELETTER」,いわゆる“ラブレターウイルス”は世界各国で大きな被害を与えた,同社は被害が拡大した原因を「メールで感染するワーム型であったのに加え,『I LOVE YOU』という甘い誘い文句が人の深層心理をうまく突いた」と分析している。
3位はExcelマクロの「X97M_LAROUX.A」。8位と9位に「VBS_STAGES.A」,「VBS_KAKWORM.A」とラブレターウイルスと同じVisual Basicスクリプト型ウイルスがランクイン。一方でマクロ型ウイルスは減少傾向にあり,同社では「新しいタイプのウイルスが増加している」と注意を呼び掛けている。
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