News:ニュース速報 2001年1月23日 07:23 更新

日立,次世代携帯電話端末向けベースバンドモデムLSIを試作

 日立製作所は1月23日,W-CDMAに対応したベースバンドモデルLSIの試作に成功したと発表した。

 CPU上のドライバーを利用して同LSIを外部から駆動させることで,W-CDMAに対応した高品位音声通話や384Kbpsの高速データ通信が可能になった。複数の演算プロセッサーをファームウェアによる制御で並列処理するという,同社独自の「マルチエンジン・アーキテクチャ」を採用したことで,消費電力の低減や回路規模の小型化を実現した。

 ベースバンドモデムは,アナログ信号から変換したデジタル信号の変調と復調を行うパート。試作LSIはcdma2000にも適用が可能。今後は現方式と次世代方式の両方式に対応するマルチモード端末を視野に,各種システムの開発を進めるとしている。

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