News:ニュース速報 2001年2月5日 12:48 更新

秋葉原に高さ600メートルの「第2東京タワー」計画

 世界有数の電脳街である東京・秋葉原に,東京タワーの約2倍となる地上600メートル級という世界最大規模の電波塔を建設する計画が持ち上がっている。2月2日付の読売新聞が報じた。

 同紙によると,「第2東京タワー」を計画しているのはNHKと民放キー局5社。2003年の開始を予定している地上波デジタル放送の送信に使用する。東京タワー(330メートル)では首都圏全域に電波を送信するのは難しいため,新電波塔を建設することで意見が一致したという。

 タワーはJR山手線をまたいで建設される見込みで,JR東日本は技術的に可能と判断しているという。事業主体や建設費分担にめどが付けば具体的な計画が動き出すが,500億円に上るとされる巨額コストの負担をめぐり,まだ不透明な部分もある。

 新電波塔をめぐっては,さいたま新都心や多摩地区が誘致に熱心だったが,家庭のアンテナの向きを変える必要がある点が問題になった。最終的に都内の各放送局に近く,トラブル時にもすばやく対処できる秋葉原に決まった。

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▼ 読売新聞「秋葉原に第2東京タワー構想」

[ITmedia]

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