News:ニュース速報 2001年2月7日 06:23 更新

NEC,MIPS系RISCプロセッサ「VR4131」を製品化

 NECは,携帯機器向けのMIPS系64ビットRISCプロセッサ「μPD30131F1」(VR4131)を製品化し,5月にサンプル出荷を始める。サンプル価格は5000円。

 2命令同時実行が可能なスーパースケーラアーキテクチャーを採用し,0.13μプロセスで製造されたVR4130コア(VR4122互換)を搭載。従来製品の1.5倍となる最大340MIPS(200MHz動作時)を達成しながら,内部電圧を1.5ボルトにしたことで,消費電力は従来製品より低い220ミリワットに抑えた。32ビット命令に加え,16ビット長の「MIPS16命令セット」の実行に対応しており,プログラムのサイズを小さくできる。PCIバスのサブセットバスや100MHz動作のSDRAMインタフェースなどを搭載したほか,LCDコントローラーやグラフィックアクセラレーターなどPC系の周辺チップも併用できる。

 9月以降に月産10万個規模で量産化する。1万個受注時の単価は3000円を予定している。

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