News:ニュース速報 2001年2月13日 08:36 更新

ウイルス対策ソフト各社が「クルニコワ・ウイルス」に警戒呼び掛け

 プロテニスのアンナ・クルニコワ選手の人気を利用したトロイの木馬型ワーム「VBS.SST@mm」(VBS_KALAMAR.A)について,国内ウイルス対策ソフトメーカー各社は定義ファイルを更新し,ユーザーに警戒を呼び掛けている。

 シマンテックとトレンドマイクロ,日本ネットワークアソシエイツの3社は2月13日,同ウイルスへの警報を相次いで発した。同ウイルスはVBスクリプトで記述されているが,ファイル名が「AnnaKournikova.jpg.vbs」と付けられているため,クルニコワ選手の画像ファイルだと思ったユーザーがファイルを開き,ウイルスに感染する被害が発生。トレンドマイクロでは,米国で企業10社,ドイツで4社,台湾で6社が感染を報告したといい,日本でも10数件の問い合わせを受けたという。

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