News:ニュース速報 2001年2月15日 08:59 更新

富士通,ワープロ専用機「OASYS」生産中止を発表

 富士通は2月15日,ワープロ専用機「OASYS」の生産終了を正式に発表した。

 OASYSシリーズは1980年に初代「OASYS 100」が登場して以来,これまで約420万台を出荷した。特に「親指シフト」と呼ばれる独特のキー入力法は“日本語入力に最適”と熱烈なファンを集めていた。

 同社は「ワープロ専用機を使っていたユーザーも,今ではPC用ワープロソフトを使っている。今後,日本語処理技術はPC上で汎用的に継承する」としてOASYS生産中止を決めた。OASYSシリーズの基本機能は,同社のワープロソフト「OASYS」や「親指シフトキーボード」で提供していく。インクリボンなどサプライ品の販売やサポートは今後も継続するとしている。

 ワープロ専用機をめぐっては,既にNECや東芝など大手メーカーの撤退が相次いでいる。

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