News:ニュース速報 2001年2月22日 08:22 更新

ネットで高額な買い物は不安──ガートナーが調査

 日本ガートナーグループは2月22日,年末年始におけるインターネットショッピングについてのユーザー調査結果をまとめた。購入した商品の主流は書籍やチケットが多く,また高額商品の購入には不安を感じるユーザーが約8割に上った。

 昨年12月から今年1月中旬にかけてのインターネットショッピングについて実態を調べた。対象はIT動向に関心がある「先進的なエンドユーザー」300件。

 調査結果によると,50.7%が同時期にネットで商品を購入したと答えた。購入したのは「国内の書籍・雑誌」が25.7%とトップ。「一般書店で入手しにくい書籍が購入できる」といった好意的な回答が目立った。

 支払った金額は「1万円未満」(34.4%)がもっとも多く,「1万円以上-3万円未満」(28.7%)が続いた。現時点では,ネットショッピングで支払われる金額の上限は3万円程度が大勢を占めており,高額な商品をネットで購入するのに不安や抵抗を感じるとしたユーザーは76.7%に上った。同社はネットショッピングの普及に向け,決済手段やクレジットカード情報のろう洩防止など,ユーザーの不安感を取り除く必要があると指摘している。

 国内ショッピングサイトで人気があるのは,1位が楽天市場,2位はamazon.co.jp,3位にYahoo!JAPANがランクインした。

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