News:ニュース速報 2001年5月23日 09:37 更新

JASRAC,着メロ普及で徴収額が増加

 社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は5月23日,2000年度の事業報告を行い,音楽著作物の使用料徴収額が前年比7.4%増の1063億3000万円だったと発表した。

 JASRACによれば,徴収額が増加したのは,「携帯電話での着信メロディが普及したため」だという。携帯電話のICチップに着新メロディを記録したり,ネットワークを通じて着信メロディを配信するとJASRCに使用料が支払われる仕組みになっている。徴収額は,前年度の約5倍の12億2000万円だった。

 ただ,今年10月には著作権等管理事業法が施行され,音楽著作物の管理・仲介業務への民間企業の参入が可能になる。そのためJASRACでは,2001年度の徴収額を約8%減の978億円と見積もっている。

 同社は同時に,今年3月まで1年間で著作物使用料分配額が多かった作品のランキングを発表した。国内作品は1位がサザンオールスターズ「TSUNAMI」,2位が浜崎あゆみ「SEASONS」,3位がモーニング娘。「LOVEマシーン」。国内作品の外国入金分配額では,1位「美少女戦士セーラームーンBGM」,2位「ポケットモンスターBGM」,3位「ママレードボーイBGM」。5位「姫ちゃんのリボンBGM」,7位「魔法騎士レイアースBGM」などトップ10をすべてアニメBGMが占拠した。

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▼ 社団法人日本音楽著作権協会
 

[ITmedia]

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