News:ニュース速報 2001年6月1日 09:25 更新

「あいまい数量化理論」を駆使して“となりの晩ごはん”

 松下電器産業の100%子会社ハイホー・マーケティングサービスは6月1日,ユーザーの好みに合わせた食卓メニューを検索できるサービス「教えて!となりの晩ごはん」の実験を始めた。

 同社が持つ夕食実態データ約27万件をデータベース化して利用する。実験サービスでは,食卓データベースを閲覧できるほか,ユーザーの好みを分析し,好みが似たユーザーの献立をデータベースからピックアップして推薦してくれる「あいまい数量化理論に基づくし好分析」を活用した。「材料」「調理時間」などのほか,「気分」「天気」「食事時間帯」といった「食卓状況」も条件として設定が可能だ。

 夕食実態調査は,松下のISP「Hi-HO」で1998年10月からスタート。夕食のメニューに加え,“いつ,どこで,どんな時に,どのうように作られたメニューを食べたか,またその食卓の評価・感想”を調べた。2001年3月までに26万6718件が集まり,のべメニュー数は約90万品。同社は「実験サービスの開始で,調査回答者からの“自分以外の人がどんあ夕食を食べているか知りたい”というニーズに応えられる」としている。

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▼ 「教えて!となりの晩ごはん」

[ITmedia]

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