News:ニュース速報 | 2001年6月1日 06:48 更新 |
KDDIは6月1日,同社山口衛星通信所第4施設アンテナを国立天文台に無償譲渡すると発表した。
同アンテナは口径32メートルのパラボラ型。1979年にインテルサットの管理用として運用を開始し,1993年にインド洋上の衛星向け商用設備に転用したが,海底ケーブルの開通で今年2月に運用を停止していた。
国立天文台では,譲渡されたアンテナと,国立天文台野辺山宇宙観測所の45メートルアンテナを使ってクエーサーの精密観測を行う。またKDDIと国立天文台は電波観測で共同研究に合意。譲渡したアンテナを利用したVLBI(Very Long Baseline Interferometry:超長基線電波干渉計)の能力評価を2年間かけて行う。
関連リンク
ニュースリリース
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.