| News：ニュース速報 | 2001年6月1日 09:25 更新 |
NTT-ME，ADSLを利用したホテル向けサービスを提供
エヌ・ティ・ティ エムイー（NTT-ME）は，ホテルや事業所に向けてADSLを利用したインターネットアクセスサービス「Intelligent ADSL」を提供する。これを利用すれば，宿泊客に高速な常時接続サービスを提供できるほか，ホテルの案内ビデオなどを流すことも可能になる。
Intelligent ADSLでは，構内に置かれたADSLコンセントレータ（集合装置）と各部屋のADSLモデムを既設の電話回線で結び，下り最大8Mbps／上り最大600Kbpsの帯域幅を実現する。モデムは，Annex Cのフルレート（G.dmt）仕様。既に，一部のホテルではVDSLを使った同様のシステムが利用されているが，「同規模のVDSLシステムに比べ，3割程度安価に導入できる」（同社）のがメリットという。また，XePhionとデータセンターによるASPサービスや遠隔運用サービスも合わせて提供することで，工事期間の短縮や管理コストの削減も実現できるとしている。
イニシャルコストは，構内のADSL環境設置工事のみで1000万円から（100室程度を想定，調査，設計，機器，工事費を含む）。ランニングコストは，インターネットアクセスに3MbpsのXePhionメガデータネッツを利用した場合で月額33万円となっている。
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