News：ニュース速報 2001年6月1日　06:17 更新

シャープと凸版，唐招提寺のバーチャルシアター

　シャープと凸版印刷はこのほど，唐招提寺（奈良県）に「唐招提寺金堂液晶映像シアター」を開設した。唐招提寺の大修理事業の一環で，修理工事中でも拝観者に金堂の様子を仮想体験してもらう。

　唐招提寺は2000年5月，金堂を中心に大規模な修復に着手。金堂全体を「素屋根」で覆い，金堂の解体調査を開始した。凸版印刷は修理に合わせてバーチャルリアルソフト「唐招提寺　鑑真和上と東山魁夷芸術」を制作。唐招提寺の建築物や仏像を収録し，境内を歩いているような感覚で仮想体験できるという。金堂が素屋根で覆われるのを機に，唐招提寺は素屋根内にシアターを開設。シャープが液晶プロジェクターを提供し，拝観者を対象に上映する。ソフトの上映は，素屋根がはずされる2008年まで行われる予定。

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