News:ニュース速報 | 2001年6月5日 10:59 更新 |
NTTグループ3社と松下電器産業,朝日放送は,6月6日に開幕する「Networld+Interop 2001 Tokyo」(N+I)で,ブロードバンドネットワークを利用したマルチアングル多チャンネル放送のデモを行う。
スポーツやコンサートを複数のカメラで撮影したマルチアングル映像を,同期を保ったままIPネットワークを通じて放送局に伝送。編集・加工した上でブロードバンドでユーザーに配信する。従来の制作システムと異なり,専用回線や衛星回線を何度も利用しないためコストを抑えることができる上,映像の同期を保ちながら編集する際の手間も減らせるという。
朝日放送は映像コンテンツ自体の制作を担当し,松下の映像伝送方式を使ってIPネットワーク上でコンテンツ伝送。NTTグループは,情報流通プラットフォーム研究所が開発した広域マルチストリーム同期方式やNTTコミュニケーションズの光IPネットワーク,NTTスマートコネクトのコンテンツ配信用データセンターを担当する。
N+Iでは,遠隔地の映像サーバから配信されるマルチアングル映像を同期再生するデモを,NTTブースで公開する。また同じシステムを使って運用検証を行う共同実験を2002年3月までの予定で開始。一部コンテンツは一般ユーザーにも公開する予定。
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