News:ニュース速報 | 2001年6月6日 07:41 更新 |
ネットショッピングで重視するのはユーザーの「おすすめ情報」──検索サイト「goo」が実施したユーザー調査によると,オンラインショッピングサイトで買い物をする際,ユーザーはサイトが勧める「おすすめ情報」ではなく,他のユーザーの生の声を参考にしている傾向があるという。
調査はgooを運営するNTT-Xと三菱総合研究所,法政大学経営学部・小川研究室が共同で実施。2000年9月29日から同10月16日までgoo上でアンケートを行い,1万3822人の有効回答が得られた。
アンケートでは6つの商品を挙げ,各商品についてショップとユーザーそれぞれのおすすめ情報がある場合にどちらを重視するか尋ねた。その結果,「メキシコのホテル」ではユーザー情報を重視すると答えたのが41%で,ショップ情報は6%と大きく差がつき,他の商品でもユーザー情報を重視すると答えた割合がショップ情報を上回った。また情報提供者がハンドルネームを使っていても,情報への信頼は大きく低下することがなかった。
従って,ユーザーの生の声をサイトに提示すれば他ユーザーの利用意向を高められる。法政大学の小川孔輔教授は「オフラインの口コミが購買行動に大きく影響を与えるように,オンラインでも消費者の生の声が利用意向を高めることが分かった」と分析している。
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