| News：ニュース速報 | 2001年6月29日 03:37 更新 |
NTT，光サービス会社「NTT-BB」を設立
NTT（持株会社）は6月29日，FTTHを始めとするブロードバンド向けコンテンツ配信プラットフォームを提供する新会社「エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドイニシアティブ」（NTT-BB）を同日付で設立したと発表した。今秋にもコンテンツ配信サービスを開始する。
NTTグループが4月に発表した中期経営計画の中で掲げた「光サービス会社」に当たるもので，ブロードバンド時代の到来をにらんだ中核的子会社との位置付けだ。
資本金は35億円（授権資本：140億円）でNTTが100％出資。社長にはNTTの和才博美取締役（新事業担当）が就任し，社員約60人でスタートした。
新会社は，ブロードバンド向けにコンテンツ配信する際に必要な課金・決済の仕組みや著作権保護システム，ネットワーク環境などの整備を行い，コンテンツプロバイダーとなる企業にプラットフォームを提供する「コンテンツ・マーケットプレイス・プロバイダー」を目指す。またユーザー向けにも，動画を中心としたコミュニケーションサービスや地域コンテンツ情報の発信といったサービスも自ら手がけていく方針だ。またブロードバンドコンテンツを家庭用TVにも出力できる「ホームゲートウェイ」の提供にも取り組むという。
まず秋をめどに東京と大阪で，映像と音楽などのブロードバンドコンテンツの試験提供をスタートさせる計画。2002年春には本格サービスを開始し，提供エリアも拡大する。「FOMA」など移動体端末への配信も視野に入れている。
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