News：ニュース速報 2001年6月29日　08:11 更新

沖電気，動画上で人物の行動を認識できる新技術を開発

　沖電気工業は6月29日，動画に撮影された人物像を検知し，その行動を認識する新技術を開発したと発表した。ストリーミング技術と組み合わせ，監視システムなどに応用を図る。

　新技術では，画像の中から人物像を見つけ，人物像と背景部分との明るさの違いを瞬間的に解析，該当人物の行動を追尾するという。ITS用の停止車／低速車検知技術を人物向けに応用し，汎用的に利用できる行動認識技術として開発した。

　同社が開発したMPEG-4配信ソフトにより，撮影した動画は行動認識の結果に従って画像転送速度を調節されて送信される。監視システムに使用する際，通常は低品質な動画を送信し，異変を検知した場合に高品質に切り替えるといったことが可能という。また設定したエリアの入退場者数をカウントするなどの利用法も考えている。2001年12月に商品化する予定。

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