News:ニュース速報 | 2001年7月23日 03:46 PM 更新 |
NTT(持株会社)は7月23日,離れて暮らす家族の“存在感”をさりげなく相互に伝えあう新しいコミュニケーション「つながり感通信」の実証実験を富山県内で実施すると発表した。
実験はNTT生活環境研究所が担当し,富山県山田村で7月下旬に開始。山田村の住民と,同村を離れて都内などで暮らす家族を対象にする。人の動きを検知するセンサーを備えたに「つながり感通信端末 FamilyPlanter」を各家庭に設置し,ネットワークに常時接続。端末が人の動きを検知すると,光ファイバーやLEDの発光でそれを相手の家庭に伝える。
電話のように意図的なコミュニケーションを一時的に行うのではなく,常に相手の存在感を端末の動きで非明示的に表現することで,互いの存在感を日常的に確認し合えるようになる。対面時に比べ情報量が少ない遠隔コミュニケーションでも,さりげないコミュニケーションを積み重ねることで家族の「つながり感」が醸成される,という。実験では対象の家族にアンケート調査を行い,「つながり感」についてアンケートを実施。端末設置前後で幸福感などがどう変化するかを調べる。
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