News:ニュース速報 | 2001年7月25日 07:53 PM 更新 |
任天堂は7月25日,エンターブレインが発売したプレイステーション用ゲームソフト「ティアリングサーガ」が,任天堂のゲームソフト「ファイアーエムブレム」の著作権を侵害しているとして,同ソフトの販売差し止めと損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こした。
任天堂が訴えたのは,販売元のエンターブレインと開発元のティルナノーグ(京都府),ティルナノーグの加賀昭三代表取締役。任天堂によると,「ティアリングサーガ ユトナ英雄戦記」のゲーム内容やキャラクターがファイアーエムブレムに酷似しているという。任天堂と,ファイアーエンブレムを開発したインテリジェントシステムズの2社は,ティアリングサーガが両社の著作権を侵害しているとして,製造・販売・頒布の差し止めと約2億6000万円の損害賠償を求めている。
ファイアーエムブレムはファミリーコンピュータとスーパーファミコン用のファンタジーシミュレーションゲーム。ティアリングサーガも同ジャンル。ティルナノーグの加賀昭三代表取締役はインテリジェントシステムズの元社員だった。ティアリングサーガは当初,「エンブレムサーガ」の名前で発売される予定だったが,現在のゲーム名に変更して発売した経緯がある。
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