News:ニュース速報 2001年9月5日 03:01 PM 更新

オムロン,ブロードバンド向けソフト開発で産学協同プロジェクト

 オムロンは9月4日,ブロードバンド向けソフトを開発するプロジェクトを京都大学など5大学と発足したと発表した。

 プロジェクトは「SOBA」(Session Oriented Broadband Applications)。同プロジェクトで研究を進める「SOBAフレームワーク」では,インターネット上にユーザーの共有空間を自由に作り出したり,ユーザー同士のコミュニケーションの状況に応じて共有空間の形態をダイナミックに変化させることができるという。

 ブロードバンドの普及が進みつつあるとはいえ,用途は動画配信などに限られているのが現状。同フレームワークはコミュニケーションに主眼を置いており,ネットワークゲームや教育,電子行政など幅広い分野に応用できると見ている。

 同プロジェクトには,京大数理解析研究所の中島玲二教授や慶応義塾大,東京工業大,東大,早大の研究グループが参加。今後は開発プロセスをオープンにした上でベンチャー企業を設立,同フレームワークの製品化と事業化を図る。

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