News:ニュース速報 2001年9月7日 12:02 PM 更新

国内サーバ市場,需要は堅調 ガートナー

 ガートナージャパンは9月7日,2001年上半期の国内サーバ市場動向の調査結果をまとめた。

 それによると,出荷台数は前年同期比30.3%増の23万1065台,出荷金額は同5.5%増の4768億円。米国の不況とその国内経済への影響にもかかわらず,「予想以上に底堅い需要にけん引されている」(同社)。だが下半期は“IT不況”論から投資マインドが減退,成長率は上半期を下回ると見ている。ただブロードバンドの普及など,次世代ネットワークの中核コンポーネントとしてサーバへの需要は中長期的には拡大すると予測している。

 種類別では,メインフレームが台数で前年同期比2.9%減,金額で5.3%減とマイナス傾向が続いたが,台数の大幅な減少には歯止めがかかった。UNIXサーバは台数で同21.6%増,金額で16.0%増と堅調。PCサーバはデルコンピュータの攻勢もあり,台数で同34.8%増,金額で16.1%増と高成長率が続いている。

 メーカー別シェアは,市場全体では台数ベースでNECがトップを維持。2位に日本アイ・ビー・エム(IBM)がランクを上げ,富士通が3位に落とした。4位はコンパックコンピュータで変わらず,1ランク上げたデルコンピュータが5位となった。金額ベースでは富士通,日本IBM,日本ヒューレット・パッカード,サン・マイクロシステムズ,NECの順。

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