News：ニュース速報 2001年9月25日　05:46 PM 更新

シャープ，1ビットアンプのサンプリング速度を2倍に

　シャープは9月25日，「1ビットデジタルアンプ技術」でサンプリング速度を従来の2倍に高めた新LSIを開発したと発表した。

　1ビットデジタルアンプは，1ビット信号でスイッチング増幅することで高音質を実現する技術。従来のサンプリング周波数はCDの64倍となる2.8MHz（282万2400回／秒）だが，新技術ではこれを5.6MHz（564万4800回／秒）に高めた。従来のサンプリング周波数でもSACDと同等の時間分解能を持つが，新技術によりメディアの持つ伝送領域を余裕でカバーするというオーディオアンプとして必要な性能を達成できた。

　また150ワット＋150ワット（8オーム）／200ワット＋200ワット（4オーム）へと大出力化。さらにDVD/SACDマルチプレーヤーとマルチコントロールアンプ機器を開発，フル1ビット環境によるマルチチャンネル化を実現した。

　新製品は「CEATEC JAPAN 2001」（10月2日開幕，幕張メッセ）と「オーディオ・エキスポ 2001」（10月5日開幕，東京ビッグサイト）に出展する。

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